病院の中で、さすがに「人生」を考えた。
サラリーマン生活に慣れて、適当に仕事をしていた。
生活の中心は、トレーニング。
CHIで精神を集中して、重い重量のトレーニングに挑む。
それが面白かった。
しかし、40歳を超えた身に限界を超えるトレーニングは、きつい。
整骨医に常時通う生活が続いていた。
特に脚の筋肉は、重いスクワットをやるとすぐに故障した。
「こんな生活で、エエのやろか?」
人の死に実際に立ち会うと真剣に考えることができた。
私の知っているトレーニング狂の人達。
ボディビルのチャンピオンやジムのオーナー。
悪い人はいないが、尊敬すべき人や憧れるような人はいない。
話題に乏しい。
筋肉を盆栽のように育てること以外に野心のない人ばかりだった。
病院を出たら。
「生きよう。」と思った。