
CHI MIND CONTROL。
これは、アメリカのマイク・デイトンという人が書いた本だ。
彼は、武道家で、カンフーの使い手。
プロレスのアントニオ猪木と戦うために日本に来たこともある。
彼は、カンフーの達人というだけでなく、ボディビルダーとしても有名だった。
ステロイドを一切使わず、ミスター・アメリカでも上位入賞していた。
グロテスクな筋肉の塊ではなく、非常にラインの綺麗な身体だった。
デイトンは、「世界に5人しかいない」カンフー・マスター・オブ・チーの使い手だった。
CHI,「CHEE」と発音する。
この力のデモンストレーションで、デイトンは、日本のテレビで、手錠を切ってみせた。
手錠というのは、どんな強者でも切ることができないように出来ている。
それを切ってみせたのだ。
私は、当時の給与の半分くらいにお金を使って、彼のコースを受講した。
しかし、なかなか、マスターできなかった。
彼のコースだけでは、情報が不足したので、ありとあらゆる書籍やメソッドに目を通した。
心理学で有名な「自律訓練法」もその一つ。
これもマスターするのに1年以上もかかった。
K先生の本を読んで、やっとコツが分かり、「自律訓練法」をマスターできた。
ほんとうにしつこく練習したものだ。
私は、粘着性性格だ(笑)。
「自律訓練法」の練習が進むとCHIの方も使えるようになった。
マイクのこのコースを申し込んだ者でも完全にマスターできた人は、1パーセントもいないのではないか?
本来、「一子相伝」の秘法だから、当然かもしれない。
ただ、私は、その道を楽に歩める「乗り物」を見つけた。
当初は、テレビの「ビックリ日本新記録」で優勝したり、重いバーベルを上げたりという非生産的(笑)なことのみに使っていた。
病院に入院した時に、あまりの痛みに「痛みのスィッチを切る」ことに使った。
痛みから逃れるために必死だったのだ。
ちょっと信じられないかもしれないが、ちゃんとした心理学にもかなう方法だ。
病院での体験。
「力技だけでなく、他のことにも応用できるんだ。」