2006年01月26日

「さとり」の話:新電子ブックからの抜粋

こんな話を電子ブックに書いています。
どう考えても筋トレ愛好者には理解されない、購入してもらえない内容になっていったような気がする(笑)。
まあ、いいや、マイペース、マイペース。

「さとり」の話を知っている人は、多いのだろうか?


一人のきこりが斧で木を切っていると、さとりという珍しい動物が姿をあらわした。


この珍しい動物を探し求めて多くの人が精魂傾けてきた。


そのさとりが目の前に現れたのだ。


「おれはなんと幸運な男だ。生け捕りにしよう!」ときこりは考えた。


すると さとりは、きこりの心を読み取り、
「おれを生け捕りにしようと思っているな。」とからかうように言った。


これを聞いてきこりがビックリしていると、
「おれに心を読まれてビックリするとはだらしないやつだ。」と さとりは言った。


驚いたきこりは、
「生意気なやつ!斧で一撃の下に…」と考えた。


すると、さとりは、
「今度はおれを殺そうとするのか。いや〜おっかないやつだ。」と逃げるふりをした。


きこりは、
「こりゃ〜かなわん、こんなやつを相手にしていてはめしの食い上げだ。こんなものに関わらないで仕事をしよう。」と考えた。


さとりは、きこりをからかうように、
「ついにあきらめたか、かわいそうに。」と言った。

きこりは、さとりを無視しようと、斧を振り上げ一生懸命に仕事に精を出していた。


すると偶然に、斧の頭が柄からすり抜け、さとりの頭に当たり、さとりを生け捕りにすることができたという。

人の心を読むことができる さとりも、無心の心を読むことはできなかったわけである。

きこりが、「さとりを生け捕りにできた」のは、「さとりを生け捕りにするのを諦めた」

からです。


この記事へのトラックバックURL

http://app.blog.livedoor.jp/tube_trainer/tb.cgi/50343621